午後に少し時間が空くことになったので、前日に予約をして午後2時からの9H(薄暮プレー)に行ってきました。前後の組もなく、ゆったりとラウンドでき、失敗したTショットでは打ち直しもできて、とても贅沢な時間でした。
9ホールの薄暮プレー
薄暮プレーとは、午後2時または3時くらいまでの時間から始めて日没までに終了するという形式でのゴルフラウンドです。一般的には9ホールが多いようですが、18ホールのところもあるようです。ただ、「薄暮」というのは、日が暮れようとする頃、日暮れという意味ですので、18ホールの場合でも長い休憩や食事などは挟まずにスループレー(通しで18ホールを回る)となっているようです。
私たちがプレーした藤岡ゴルフクラブ(群馬県藤岡市)は、午後2時以降に9ホールでの予約を受け付けており、予約時刻は午後2時でしたが、ゴルフ場に到着したみると午後1時30分以降なら2時前でもスタート可能ということでした。
私たちは、事前に少しだけ練習をしてからスタートしたかったので1時45分にスタートすることにしました。
薄暮プレーのメリット
薄暮プレーは原則として9ホールだけです。それゆえのメリットが幾つかありますので、紹介させていただきます。
- 早起きしなくてよい
- 空いている
- 料金が手ごろ(割安)である
- 良い練習ができる
早起きしなくてよい
18ホール回る通常のラウンドでは、一般的に7時台から10時台までのスタート時間が選べるます。しかし、18ホール終了して帰宅することを考えるとできるだけ早い時間にスタートして、夕方の交通渋滞が始まる前に帰途に就くということも大切な考慮要素となります。
更に、朝一番は身体が未だ目覚めていないこともありますから、スタート前に30分から45分くらいの練習場やパター練習場でのウォームアップ時間も確保したいと思うのが通常のプレイヤー心理です。
これらのことから、遅くとも8時台にはスタートしたいし、そのためにはゴルフ場には7時台には到着していたいというのが一般的なゴルファーの望むところです。そうすると、早ければ5時台遅くとも6時台の時間帯には自宅を出発する必要が出てくるわけです。
当然ながら、ゴルフに行く日というのは、週末でも特別早起きしなくてはならなくなります。
しかし、薄暮プレーは午後2時または3時からスタートするので、ゆっくり休みたい週末の朝ものんびりと準備してスタートすれば十分に間に合うのです。午後2時のスタートなら午後1時前にゴルフ場に入れば、練習時間もたっぷり取れます。早起きの必要は全くないですし、午前中に別な用事を済ませてからゴルフ場に出かけることも可能なのです。
私たちも、今回は午前中に買い物をして、市役所に立ち寄り、衆議院選挙の不在者投票も済ませてからゴルフ場に向かいました。
ゴルフ場が空いている
午後の遅い時間帯からのプレーという薄暮プレーでは、基本的にほとんどの組が終了しているか、あるいは終了間近になっているので、周りをそれほど気にせずに気楽にプレーすることができます。これは、私、彩子のような初心者ゴルファーには大きなメリットとなります。
というのも、自分のせいで一つのホールに長くかかっているということが気になると、なかなかパターとかは集中するのが難しくなります。ロングホールでも遠くに飛ばしたいと力むので却ってダフッたり、変な方向にボールが飛んだりと、ストレスからかいつも以上に下手なプレーとなってしまうことがあります。
今回の薄暮プレーではそういうストレスは全く感じませんでした。というのも、前の組も既に視界から大きく外れており、たまたま私たちが選んだのが4つのコースのある広いゴルフ場だったせいか、私たちの後から同じコースで薄暮プレーする組もなく、まるで自分たちだけがコースでプレーしているような錯覚に捉われるほどでした。
以前に早朝スループレーで高原のゴルフ場で5時台にスタートしたことがありますが、あの時の感じに少し似ていました。
料金が手ごろ(割安)である
薄暮プレーの設定を設けているゴルフ場では、週末でも総額で4,000円~6,000円、平日ならば3,000円~5,000円くらいの費用で9ホールが回れます。2時間半から3時間くらいじっくりとゴルフが楽しめます。
一日のゴルフ場での費用から比べるとかなりお手軽と言えるのではないでしょうか。金額的にはショートコースの感覚で回れます。
私たちが予約したのは、たまたま平日だったので料金はより割安だったようで、一人およそ3,000円強という破格のお値段でした。それでいて、コースはきれいに整備されており、待ち時間もほとんどゼロという最高の環境でした。
良い練習ができる
練習場では同じボールを数回連続して打つうちに、最初はうまく打てなくても途中からうまく打てるようになることがあります。もちろん、これはこれで必要な練習です。
しかし、ゴルフ場では一つのショットは一回しか打てません。当たり前のことですが、同じ状態の芝や傾斜、風の向きなどはありません。一打一打異なる環境の中で自分でアジャストしながらボールを打たなくてはいけません。
そうすると、ゴルフ上達のためには、ある程度スイングができるようになったら、できるだけゴルフ場で打つ回数を多く設けて、実践的な練習を積んでいく必要があると思います。
かといって、丸一日使ってラウンドするのは時間的にも経済的にも負担が大きいので、最初の頃はショートコース、それにも慣れてきたら、9ホールの薄暮プレーが最適な練習方法なのではないかと思います。
私たちも、ここ1ヶ月ほど、スコアパーソナルゴルフの新井淳さんからYouTubeで学んだ二重振り子の理論をゴルフパフォーマンスでのレッスンに並行して採り入れてきました。ゴルフパフォーマンスでのレッスンでは、星二も私もスイングは前よりも良くなっていると言われました。それで、その成果を実践の場で試してみたいという気持ちもあり、今回半日仕事が空いたので、思い切って薄暮プレーに出かけてみました。
そうしたところ、ゆったりとした環境で、伸び伸びと自分たちなりに二重振り子の理論を採用したプレーを実践してみることができた気がします。その感触はまた別な投稿で詳しく説明できればと思いますが、練習場では測れない自分の変化を実際のボールの飛距離や方向などで見ることができたように思います。