人生の流れは起こすもの?それとも起きるもの?自分のイメージしたことが徐々に現実化する不思議な時間、それが人生なのかもしれません。

かつては、人生の出来事のうち、自分でコントロールできるのはほんの一握りで、多くは自分では制御不能なのだろうと考えていました。ところが、ここ数年の自分の体験を通じて、実は自分の心や頭の中で思い描いたことが徐々に現実となって現れているのではないかと思うようになってきました。

起こることに色はない

かつて私たちが習っていた気功のお師匠様の言葉です。「起こることに色はない。」、つまり、客観的に良いことも悪いこともないというのです。それを見る人が良い、悪いの判断をすることで事実に色が付くという考え方です。

その時は、お師匠様の言葉に素直にうなずくことはできませんでした。だって、災難や事故に遭うのは誰にとっても悪いことだし、いい出会いがあるとか、お給料が上がるとか誰から見ても良いと思われることは確実に存在すると思ったからです。

しかし、今は少し考えが変わりました。起こること、例えば、外出しようとした日に大雨が降るということを考えた場合、雨に濡れるのが嫌だと思えば困ったことですが、意中の人と出かけていて傘が一本しかないので相合傘で帰るしかないということになれば、多少濡れても好きな人と近づけるのですから雨など気にはならないことでしょう。

物事には必ず良い側面と悪い側面が在り得るのですが、どちらの方向に光を当てるかは自分で選べるのです。そして、何が起こっても良い側面を見るようにして、「良かった、良かった。」と喜んでいれば、人間の脳はその出来事を良いことと分類してインプットするようです。

逆に、不都合な側面に光を当てて、「だから困った。」と嘆けば、問題はさらに大きくなります。

良い側面に光を当て続けて行く人の周囲はどんどん明るくなり、不都合な側面に光を当て続ける人の周囲の空気はなんとなく重苦しくなり、澱んできます。それは波長の法則というか、似たような考えをする人が周囲に集まるからかもしれません。

宇宙の法則

そんな大げさなものでもありませんが、私たちが生まれ、生きている宇宙には自分が望んだものを与えてくれるという法則があるようです。「自分が望んだもの」というのは、自分が見ている世界に自分が起こると信じている出来事です。

宇宙は決して、ランダムに様々な出来事を起こしている訳ではないのです。私たちが描き、望むことを多少の時間差をもって現実化しているのです。今の私たちの現実は、私たちが少し前に心に思い描いた思考そのものなのです。

ですから、私たちは自分たちの望むものを明確にし(イメージでも良いので)、それが確実に未来において現実になると思って生活することが大切です。そして、日々の生活のなかでそれに向けて今の自分にできることを精いっぱいやっていくことで、望む未来は着実に訪れると思います。

起こることに色はなく、それをどう見るかによって、物事は良いことにも困ったことにもなり得るのです。そうだとすれば、できるだけ良い方の解釈を選んで、自分はついてると思いながら暮らす方が楽しいと思います。そうすれば、きっと過去を振り返る時にも過去に感謝できる自分になれるのではないかと思います。

辛い時、苦しい時にこのように思うことは難しいと感じることもあるかもしれませんが、そんな時でも少しでも楽観的な思考で先に進んで行けたらと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

この記事を書いた人

saiko

Saiko

アメリカ留学を経て、予備校や学習塾での英語教育に携わること約10年。在職中に英検1級を取得。TOIEC985点。法律関係に転職し、夫婦で同業、共働きしながら現在に至る。留学や受験時代の体験から人の潜在意識や潜在能力に関心を抱く。夫の星二の50歳の誕生日を機に、星二の夢である「ゴルフでシングルに」に一緒にチャレンジするべくゴルフを習い始める。3年で100切りを目指して、趣味の英語と旅行も織り交ぜながら、星二と一緒にゴルフの上達を目指す。楽しく上達がモットー。現在のベストスコアは、117。