ゴルフ初心者の下半身の使い方(その2):左足の踏み込みとその後の体重移動、バックスイングの注意点

先日、下半身の使い方を解説した星野プロのYouTube動画をきっかけに具体的な体重移動をより強く意識し始めた私、彩子です。身体の動きを以前より意識し始めると更なる疑問が湧いてきました。

バックスイングで90度上半身を回転させるということ

よく耳にするのは、バックスイングで上半身を90度回転させろということですが、身体が相当柔軟な人でないとその回転はきついものがあり、なかなか90度までは回転できません。私もそんな体の硬い一人です。

ところが、たまたま目にしたYouTubeの長谷川哲也ツアープロコーチの動画でこの点が解説されていたので、シェアしたいと思います。

軸を固めて肩を90度回転させるとは?

長谷川プロによれば、上半身の90度の回転は、肩を45度、骨盤を45度の合計90度で右に回転させるのだそうです。この時に、右足が外側に流れないように、右足の隣に壁があるかのように肩と骨盤を回転させることが肝心です。その後、手と体の同調で右肩方向にクラブを上げる。そのとき、腕を右肩方向に上げるイメージでトップの位置ができるそうです。

トップの位置は、パワーを溜め込むところなので、可能であれば、左足とトップの位置(左手のグリップの位置)が一番遠くなるようなところが望ましいそうです。この時に右手は、「右手出前持ち」などとかつては呼ばれたそうなのですが、右手の掌の上にグリップが乗るイメージで、薬指、中指、人差し指の3本指の付け根でグリップを持てる状態にあればO Kとのことでした。

このように、長谷川プロはバックスイングにおける体の動きとトップの位置について、とても具体的な指標を示してくれています。動画を見ても直ぐにそのとおりにはできないかもしれませんが、毎回自分の感覚でやって適切な位置を探している私のような初心者にはとても有難い、明確なポイントで、練習場での実践が楽しみです!

左足への体重移動とその後の左足の使い方

同じく長谷川哲也プロの動画で、ダウンスイングにおける左足の使い方をとても具体的に示してくれるものを発見しましたので、シェアしますね!こちらもとてもポイントが明確で、実践しやすいと思います。まだ、見つけたばかりで私自身が試してはおりませんが、先日のレッスンの際の動画でも自分の左足の曲がりをいつ解消すれば良いのかという疑問が残ったので、これはその答えとなるもので、これを探している人も少なくないのではないかと思いました。

左足を踏み込んだ後の身体の使い方がこの動画でよく分かります!

左足を踏み込むということは意識できるようになったのですが、そのタイミングと左膝をいつ伸ばすのかについては疑問がありました。でも、その悩みはこの動画で解決したような気がします。少なくとも頭の中では。

長谷川プロによれば、左足は左の踵を踏み込むことから始め、手を自分で振り下ろさない。手は自然と降りてくるので、左の膝を伸ばしながらインパクトに行くことが大切とのことです。この時、ハンドファーストでインパクトを迎える意識をする。(手を自分で下ろすとハンドレイトとなってすくい打ちになってしまうので要注意。)

左膝を伸ばすことの意味は、左の膝を伸ばすことによって左の腰が回ってくるので、自然にハンドファーストの形ができるということだそうです。

この際の注意点として、左足で踏み込んだ時に頭も一緒について行かないようにする。左足を踏み込んだときに左耳の位置がボールの右側にあるように意識する。頭は残して、ボールの手前に目標物があるかのようにクラブを振る。絶対に頭はボールを追い越して行かない(これを”Behind the ball”という。この言葉は、ゴルフパフォーマンスのレッスンで清水プロからちょうど聴いた言葉でした!意味がようやく分かりました!嬉しいです(^_^))。

また、ダウンスイングの時の右手の位置も大切で、右肘がお腹の前に来るようにする。クラブヘッドが右回りのイメージで振る。

インパクトではロフトが立った状態にする必要があるが、これは左の甲が手首の側に折れるイメージにすると良いそうです。因みにこれは掌屈と言われるもので、以前に紹介した東大ゴルフ部のコーチ井上透プロの書籍でも解説されていたことでした。ヒンジとも呼ばれる形のようです。

但し、ドライバーでは腕とクラブが一体のイメージでアッパーブローとなるように、ハンドファーストのイメージだが掌屈はしないそうです。私はドライバーのアッパーブローがいまひとつ苦手なので、次回は長谷川プロのドライバーの打ち方を視聴してみようかと思います。

YouTubeの動画だけでゴルフの動きを習得することはなかなか難しいと思いますが、レッスンの復習として視聴するとレッスンで教わった内容を詳しく説明してもらっているようでとても理解が深まります。長谷川プロのコメント欄にも同じようなコメントがありました。ゴルフの動きというのは、きっと、理論がしっかり存在するものの実際に動きを体得しながら理論を学ばないとなかなか身につかないものなのかもしれませんね。「練習場ではみんなプロ」などとよく言われるのはそのような意味なのかと思います。理論は語れるけれども実践はできていない人が多いということです。私も理論と実践を行ったり来たりしながら、自分なりの正しいスイングを身につけて、楽しいゴルフをますます楽しめるようになれたら最高だと思っています。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

saiko

Saiko

アメリカ留学を経て、予備校や学習塾での英語教育に携わること約10年。在職中に英検1級を取得。TOIEC985点。法律関係に転職し、夫婦で同業、共働きしながら現在に至る。留学や受験時代の体験から人の潜在意識や潜在能力に関心を抱く。夫の星二の50歳の誕生日を機に、星二の夢である「ゴルフでシングルに」に一緒にチャレンジするべくゴルフを習い始める。3年で100切りを目指して、趣味の英語と旅行も織り交ぜながら、星二と一緒にゴルフの上達を目指す。楽しく上達がモットー。現在のベストスコアは、117。