「おうちでゴルフ劇的スコアアップ〜簡単自宅トレーニングで100を切る」(森本貴義著)により、ゴルフに必要な身体の柔軟性と基礎体力を習得しよう!

私たち夫婦は頭が固いせいか、二人とも学生時代から身体がとても硬くて、ゴルフに大切とされる身体の動きがなかなか上手く行きません。また、身体の硬さも手伝って、ゴルフ練習をすると常に身体のどこかに痛みを感じるようなところがあります。それで、これから目標のスコアを達成し、その後も長くゴルフをしていくことができるように、先ずは身体の柔軟性を習得しなくてはと思いました。

そんな私が見つけた書籍が、アスレティックトレーナーの森本貴義さんの「おうちでゴルフで劇的スコアあっぷ〜簡単トレーニングで100を切る」です。今日は、その本を読んでみたいと思います。

森本貴義さんの経歴

森本貴義さんは、20年間にわたり、日本とアメリカのプロベースボール界でアスレティックトレーナーとして活動し、その間に、シアトル・マリナーズの長谷川滋利投手、フェリックス・ヘルナンデス投手のパーソナルトレーナーやオリックス・ブルーウェーブ、シアトル・マリナーズ、WBC日本代表のトレーナーを務めた卓越した経歴をもつ。

2013年からは、プロゴルファーの宮里優作選手のパーソナルトレーナーとしてJGTOトーナメントに帯同し、ゴルフ界でも活躍している。トレーナーの生涯教育にも力を入れており、関西医療大学の客員教授という顔ももつ。

森本さんは、アスレティック・トレーナーとして複数のスポーツ業界で選手たちの勝利のためのボディ・メインテナンス(そしておそらくそれは、心の強化にも影響を与えるもの)に尽力されてきた経歴をもつ人なのです。

この書籍の中で、森本さんは『一流アスリートとの出会いで得たもの』として、次のように記しています。

 長年にわたり一流アスリートたちの身体に触れるなかで、私は個々の持つパフォーマンスを最大限に引き出す方法を、それぞれの現場で学びました。

 強いだけではなく、柔らかく、しなやかで、ときには、まるで赤ちゃんのような身体が、アスリートの、そして健康な日常生活を送るためにすべての人が目指すべき理想の身体だと思っています。あなたの身体の中に、すでにポテンシャルは眠っているのです。

森本貴義「おうちゴルフで劇的スコアアップ」8ページより

6段階のおうちトレーニング

本書の中で著者は、3ヶ月で100を切るための、6段階のおうちトレーニングを提唱します。

具体的にはそれぞれ2週間を目安に、呼吸、テクニカル、グリップ、スイング、練習場などの項目をじゅんに行って行きます。全ての期間を通じて、関節エクササイズというものも同時に行います。(具体的なエクササイズの内容は写真とYouTubeの動画で丁寧に詳しく示されています。そのどれも自宅で自分でできる内容になっています。)

この書籍が与えてくれた気付き

 私たちは、ゴルフで目標のスコアをクリアするには、現在の自分達では難しく、今の自分達にはない体力や身体の使い方をマスターする必要があるのだろうと考えて、この書籍を手に取りました。

 しかし、著者は、「呼吸革命」ー呼吸だけでゴルフは変わるーを提唱しています。

「正しい呼吸は身体の土台をつくり、さらにメンタル的にも落ち着きやリズムを身につけることに役立ち、ゴルフにとっておあつらえむきの効果があるのです。」

 また、「今の基礎体力で100を切ることは十分に可能で、確実に上達はできる」とも言い、まず自分の身体に自信を持つことがとても大切だとしています。その上で、著者は、本書にスポーツ科学・医学両面にわたる経験と知識をすべて注ぎ込んでおり、著者の進めるトレーニングを実践することで、読者に健康の質を高めてほしいとも言っています。著者は、次のように断言しています。

1、身体の使い方をマスターすれば、ゴルフは短期間でもかならず上達できる。

2、ゴルフで身体の使い方をマスターすれば、仕事や健康も向上する。  

 このように、ゴルフの上達を現在の自分ではできないことと考えるのではなく、まずは現状の自分の身体に自信をもって、呼吸法を見直し、関節を中心に身体の使い方を見直すことで、自分の身体が本来もっている潜在的な能力を発揮させることで、ゴルフが上手にできる自分に変わっていくという方法があるのだと気付かせてくれました。ゴルフ上達に必要なことは、ジョギングと腹筋強化だと思い込んでいた自分がおかしく思えてきました。

 ゴルフは遠くへ飛ばすスポーツではなく、実はダーツと同じで、目標へいかに正確にアプローチするかを競うターゲットスポーツで、必要なのは、力まず、しなやかで、滑らかなスイングだそうです。

 そして、著者は、ゴルフにとって必要なトレーニングは、まずは「運動感覚」のレベルを上げるためのトレーニングだと考えているそうです。また、ゆっくりでいいので、自分の動きをコントロールすることを強く意識し、自分の感覚と実際の動きのギャップを埋めていくことが大切で、「運動することで、自分の感覚器レベルを向上させること」を一番意識してほしいと言います。常に冷静なインテリジェンス・ゴルファーを目指してほしい、と最後に著者は結びます。

 私たちは、気功や合気道を過去に少しだけかじったことがあり、この書籍で中心的に取り上げられている呼吸のトレーニングには最初から親和性を感じました。まさか、ゴルフで呼吸が大切になるとは想像もしていませんでしたが(他の書籍はどれももっと具体的なフィジカル・トレーニングを重視して気がします。)、これまでの体験を活かしてトレーニングすれば良いというのも、本書の中で言及されていることでしたので、気功を習ったときの気持ちなども思い出しながら、このトレーニングに取り組みたいと思っています。

これから、この書籍と著者のYouTubeチャンネルの動画をお手本に、夫婦二人で毎日トレーニングをスタートさせたいと思います。その都度、進捗もこのブログで報告し、同じようにゴルフでのおうちトレーニングをなさりたい方に少しでも参考にしていただければと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

saiko

Saiko

アメリカ留学を経て、予備校や学習塾での英語教育に携わること約10年。在職中に英検1級を取得。TOIEC985点。法律関係に転職し、夫婦で同業、共働きしながら現在に至る。留学や受験時代の体験から人の潜在意識や潜在能力に関心を抱く。夫の星二の50歳の誕生日を機に、星二の夢である「ゴルフでシングルに」に一緒にチャレンジするべくゴルフを習い始める。3年で100切りを目指して、趣味の英語と旅行も織り交ぜながら、星二と一緒にゴルフの上達を目指す。楽しく上達がモットー。現在のベストスコアは、117。