スコア・パーソナルゴルフ新井淳さんの「あべこべ回旋」(二重振り子スイング)の意味とその効用について、右手首の痛みが再発で星二に相談して初めて分かりました!

二重振り子スイングを自分なりに実践しようとしてきた私、彩子ですが、昨年痛めた右手首の痛みをこの頃再び感じるようになってしまいました。最初はキックボードでの転倒時の名残りかなと思っていたのですが、練習を重ねるほど痛むので、これはもしかしたらやり方が違っているのかも…。

右手の痛みと考えられるその原因

昨年の春に右手首を痛めたのは、バックスイングの切り返しにスナップを効かせようとして、右手首を曲げてクラブの重さを受けてしまったことにあるようだったと自分では分析していました。

スポーツ整形外科に通ってリハビリマッサージを受けながら自然回復した後も、無理をすると手首が微妙に痛くなるということもあって、手首のスナップは効かせないようにしてきたのですが、二重振り子のスイングを習得するにあたっては、バックスイングからの切り返しに「投げ縄状態」と言われる動きをする必要があります。

それは、右手首を投げ縄をするときのように回すように切り返す動きなのですが、この時にどうも以前と同じような右手首に負担のかかる使い方をしているようなのです。

「あべこべ回旋」の意味と使い方

スコア・パーソナルゴルフの新井淳さんの提唱する「二重振り子スイング」理論では、右手の使い方も独自の方法があります。

それが、「あべこべ回旋」と呼ばれるものです。

私は、これまで「あべこべ回旋」の意味はほとんど理解していませんでした。初心者の私にはまだ難しいのではないかと思って、先延ばしにしてきました。

ですから、新井さんの動画を見て、あべこべ回旋のことは省略して、動画を見て形を真似していたというのが実態でした。

新井さんの右手の使い方は、バックスイングからダウンスイング、インパクト、フィニッシュまでがそれぞれイメージの浮かぶ「ガッツポーズ」や「キャリーケースを引く」という言葉で説明されます。

それで、バックスイングでは単純にガッツポーズを作って、その後手首を使ってクラブを投げ縄状態にするという風に意識してきました。

そうすると、この投げ縄状態を作出するために右手の手首に結構な負担が生じているようでした。

これは、以前に手首を痛めた時とほぼ同じ状況です。

そこで、星二に「投げ縄状態を作ろうとすると手首が痛むのだけれど。」ということを相談してみました。

星二の答えは至ってシンプルでした。「投げ縄状態を作るのには手首を使わないよ。」というものでした。そして、「あべこべ回旋」と右手の伸ばし方についても理解しておいた方が良いとして、星二が理解していることを詳しく説明してくれました。

星二の説明をひととおり聞いて、「あべこべ回旋」について少し理解ができた気がしたので、今度はご本家新井淳さんの動画で右腕の使い方の説明があるものを探してみることにしました。

(「あべこべ回旋」については動画4:00周辺から)

あべこべ回旋の作り方は、右の肘を下から左手で持って、肘から先をぐっと締めて(手首をグッと手の甲の側に折り)、そして、そのままの状態で、おチョコを口に運ぶようなイメージで右手を上げます。これがバックスイングの右手の使い方です。

このとき、左手で持たれている上腕(二の腕)は回内(内旋)、つまり真っ直ぐの状態にあり、上腕(肘から手首まで)は外旋、手首をひねって掌が外を向うとする状態にあります。これを「あべこべ回旋」と新井さんは呼んでいます。

そして、そのあべこべ回旋ができたら、ダウンスイングでは、その右手の甲の角度は常に保ったまま、ひねっても保ったまま、(指先は軽く曲げても良い)右肘を下の方向へ伸ばして行く。

これ以上ひねれないという形になってきて、肘が下がれば、クラブは自然と外方向に行くようになるということなのです。

肘を伸ばすときに、手首の角度を保って、ドアノブを右に回すような回旋ができていれば、シャフトは肩に対して低いとこに下がりながら、クラブヘッドは後方側に放り出される動きになる。

そして身体が軸回転で回り続けると、肩のラインがオープン方向になりながら、右の脇、腰で押し出すような形になる。

最後はしっかりとシャフトを起こしてあげる動きが必要で、この時はしっかり手首の動き(回転)が入っていい。シャフトを立てるときにくるんと持ってくる。(インパクトゾーンで手首を返すのはNG)

右の肩が回りきって、右の腕が伸びやすい形になり、左足で立ちやすい形になる。

以上が動画の中で解説されている右手の使い方です。

私の右手の問題点

私は、ダウンスイングの最初に手首を動かしてクラブを下ろし、肘を伸ばしながら手首を使ってインパクトをしようとしていました。

どうりで右手首の負担が大きく、痛みが生じてしまう訳です!

本来の二重振り子スイングでは、肘を伸ばしてクラブをリリースし、手首を曲げたままだからこそキャリーケースを引くように右手でクラブをインパクトに向けて押し込むという動きが可能になるはずなのに、早めに手首を解いてしまうため、肝心な動きには使えない状態になっていました。

これは二重振り子ではなく、二重の損失でした。

気付き・発見

今回の気づきは、「あべこべ回旋」の重要性でした。

二重振り子スイングの最も重要な要素であることに気づきました。

痛みを解消する方法を探りながら、今の自分に最も必要なことを学ぶことになるとは望外の喜びです。

しばらくは手首の様子を見ながらになりますが、丁寧にやってマスターしたいと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

この記事を書いた人

saiko

Saiko

アメリカ留学を経て、予備校や学習塾での英語教育に携わること約10年。在職中に英検1級を取得。TOIEC985点。法律関係に転職し、夫婦で同業、共働きしながら現在に至る。留学や受験時代の体験から人の潜在意識や潜在能力に関心を抱く。夫の星二の50歳の誕生日を機に、星二の夢である「ゴルフでシングルに」に一緒にチャレンジするべくゴルフを習い始める。3年で100切りを目指して、趣味の英語と旅行も織り交ぜながら、星二と一緒にゴルフの上達を目指す。楽しく上達がモットー。現在のベストスコアは、117。