身体からストップサインが出て、ゴルフ練習ができません!

夫婦二人でゴルフの目標スコア達成を目指して、仕事や家事の合間などのすべての時間をゴルフ練習に充てようと決意したのも束の間、星二は肩甲骨に傷みと腕に痺れ、彩子は右手首に傷みを感じ、それぞれ整形外科の門を叩くことになりました。

左肩甲骨と左上腕の傷み(星二)

星二は、しばらく前から左肩甲骨の付け根と左腕に痛みがあり、夜なかなか寝付けないと言っていました。でも、クラブを振るには特に支障はなく、ゴルフレッスンは休まずに続けてきました。

ですが、最近になって痛みがいよいよ深刻になってきたことと左手の指先に痺れを感じるようにもなってきて、もしかしたら深刻な病気あるいはゴルフスイングの影響による傷害の可能性もあると考え、整形外科で診察を受けることになりました。

その後の診察の結果とその後の経緯については、別な投稿でシェアさせていただきますね。

右手首の傷みの正体(彩子)

私、彩子は3月頃から手首のバネを使ってスイングをすることを意識してきたのですが、強い負荷をかけて繰り返し練習した結果、1ヶ月ほどすると練習後に右手首に鈍痛が残るようになり、右手で重いものを持つと手首が痛いと感じるようになってきました。その約1年前にパソコンのマウス腱鞘炎になり、右手首を痛めたことがあったのでもっとケアをすればよかったのですが、自分の中で右手首のバネを使うことを強く意識するあまり、無理をしてしまいました。

痛みが生じた当初はゴルフ練習をして2〜3日すると鈍痛は治るというペースだったのですが、4月中旬にはフルスイングをするとテイクバックで右手首が痛いというところまで来てしまい、これ以上続けると危ないのではないかと自分で思うようになり、北関東の地元で数年前に開業したスポーツ整形外科に診察を受けにいくことにしました。そちらではスポーツをする環境でのリハビリを実施するということを謳っており、病院の外にはグラウンドが併設されていました。

これは、私彩子の右手のレントゲン写真と右手首の超音波画像です。骨に異常は見られず、手首の腱鞘が炎症を起こしている(つまり腱鞘炎)のではと、超音波検査も実施されたところ、腱鞘に炎症は見られず、三角軟骨の中に炎症が見られるという診断でした。

治療方法としては、ステロイド注射をすればすぐに快方に向かうものの、やはり原因となっている手首の使い方の間違いを直さないと再度同じ状態になることも免れないので理学療法士による数回のリハビリマッサージと自宅でのセルフケアを勧められました。同時に日々ゴルフボールをリハビリの道具に使って、腕の筋肉をほぐす運動をすることで手首にかかる負担を減らすこともできるということでした。

スポーツ整形外科でのリハビリテーション

それから私のリハビリ通院が始まりました。東京との行き来もあるのであまり頻繁には通えないと心配しましたが、リハビリは患者ごとに同じ理学療法士の人が担当してくれ、全て予約制でした。また、リハビリとリハビリの間に自分でも日々セルフケアを行うので、1週間から2週間の間隔を開けて通院するというスケジュールでしたのでちょうど自分のタイミングとも合うもので幸いでした。

実際に理学療法士の人がマッサージしてくれると手首の奥に昔与えられたであろう痛みが浮いてくるような気がしました。それで、そのようにお伝えしたところ、検査には現れない筋と筋との歪みや過去の間違った使い方によるヨレなどがマッサージすることで表面に浮き上がることはあるということでした。妙に納得しました。

なお、リハビリに通いながらも練習は短いクラブならOKという許可を貰い、痛みが退いて安心できるようになるまでは短いクラブのみで練習することになりました。とはいえ、数日間は安静にしておりました。

それから1〜2週間おきにリハビリに通い、毎回改善した箇所と未だ残っている痛みや不快感を自分の担当の理学療法士に伝えると、それを改善するためのマッサージを施してくれ、新しいセルフケアのメニューを教えてくれました。

痛みがほぼ解消したのはリハビリに4回ほど通った時点でした。その時点で終了しても良いし、完全に治すにはあと数回の通院がお勧めと言われたので、完全に治すことを選択しました。

5回目のリハビリを終えてクラブを振った時には、アイアンやドライバーも全く手首の痛みを気にせず振れるところまで快復していました!

傷みから学んだこと&将来のために

 二人ともゴルフをうまくなりたい、今できないことを早くできるようになりたい!と思って、力みすぎたようです。

身体は直ぐには変わりません。今できないことを明日できるようにしたいと思っても、運動は直ぐにはできるようになりません。

二人とも、どうも頭で考えて記憶に定着させるような勉強と同じような取り組みをゴルフでもしようとしていました。

しかし、運動と勉強は共通する部分ももちろんありますが、大きな違いがあります。それは、運動は一度理解しても一定の時間をかけて反復継続しないと、身体は望む動きを再現できるようにならないということです。

また、頭では大丈夫と思っても、身体の限界を超えて無理な運動を繰り返せば、それは身体の特定の部分の過剰な負担となり、時に炎症や神経への圧迫を生じさせ、痛みとなって脳に知らせてくるということです。

このお知らせが来たら、万事休すです。先ずは、反復継続を止め、傷んだ部分への負担を止めなくてはなりません。

こんなシンプルなことですが、私たちは気づかないでいました。このことを自覚的に思い知らされたことは長い目で見ればラッキーでした。これから長い挑戦をしていくうえで、無理は続かないということを早い段階で知ることができました。

自分たちなりのペースでしかゴールに向かって進むことはできないのです。それはまた言い換えれば、自分たちのペースで無理をせずに進み続ければ、きっとゴールに到達できるということでもあります。

3年間という期間を自分たちに与えたのですから、焦らず、慌てず、身体を痛めつけずにまた歩いていきます!

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

saiko

Saiko

アメリカ留学を経て、予備校や学習塾での英語教育に携わること約10年。在職中に英検1級を取得。TOIEC985点。法律関係に転職し、夫婦で同業、共働きしながら現在に至る。留学や受験時代の体験から人の潜在意識や潜在能力に関心を抱く。夫の星二の50歳の誕生日を機に、星二の夢である「ゴルフでシングルに」に一緒にチャレンジするべくゴルフを習い始める。3年で100切りを目指して、趣味の英語と旅行も織り交ぜながら、星二と一緒にゴルフの上達を目指す。楽しく上達がモットー。現在のベストスコアは、117。