ゴルフパフォーマンス神田校でのレッスン受講記録(全7回)

7回目のレッスンは、手の使い方~ダウンスイングでの手の下ろし方とインパクトからフォーローにかけての左手の使い方!!

7回目のレッスン(5月20日)は、前回習った「肩から肩のスイング」における①テークバックが改善できたことを前提として、②アイアンショットでプルフック(左ストレート)のミスが多いことに対する対策として、③ダウンスイングでの手の下ろし方(位置やタイミング)と④インパクトからフォローにかけての左手の使い方(右手優位にしないためのローリング)について、改善指導を受けました。

①テークバックの改善

前回レッスン時と比較して、テークバックでの伸び上がりがなくなり、トップでのクラブの位置も各段に良くなったとのことでした。

②プルフック(左ストレート)対策

最近のコースでの悩みとして、グリーンまで残り100ヤード前後からのPWやショートアイアンのショットが左方向に大きく外れてしまいがちなことを話しました。

そのミスが出るときの球筋を聞かれ、ほとんどがストレートボールであると答えました。

すると、ラウルコーチは、私が左方向にストレートボールを打つときは、当たり自体は良いのであり、それをフェースを無理に開いたり、右手でクラブをこねたり、押し出したりして、右に行かせようとしない方がよいとのことでした。

そのような対処法では、飛距離で損をするばかりか、続けていくうちに迷宮に迷い込み、終いには、ボールにまともに当たらなくなるとのことでした。

当たりはそのままで、出球の方向を変えるべきであり、そのためには、ダウンスイングで上からクラブを覆いかぶさり、アウトサイドイン気味となる軌道を直す「王道」の対策が必要があるとのことでした。

③ダウンスイングでの手の下ろし方

アウトサイドイン軌道を直すための「王道」の対策の一つめは、ダウンスイングで、もっと早く手を右ひざの前辺りに向かって下ろすことでした。

手が下に落下する動きと腰が左方向へ回転する動きが合わさって、インサイドインの理想的な軌道が形成されるということでした。

手の落下が不十分なまま腰を左に回転すると、どうしてもクラブを上から下へ、外側から内側へ斜めに横切るアウトサイドインの軌道になってしまうとのことでした。

④インパクトからフォローにかけての左手の使い方

アウトサイドイン軌道を直すための「王道」の対策の二つめは、インパクトからフォローにかけて左手をローリングさせながら、左手が甲側に折れないようにすることでした。

アウトサイン軌道になってしまう人は、右手優位になって、インパクト前後で右手でクラブをこねたり、押し出したり、故意にフェース向きを変えたりしがちだそうです。

これに対し、左手のローリングの動きによって、右手の余計な動きが抑制され、クラブが遠回りせず、インサイドから下りてくるようになるとのことでした。

ここでの注意点は、スイング中、左手を掌側に終始折って固定するのではなく、アドレスからテークバック、ダウンスイングにかけては自然な状態にしておくということです。

インパクトからフォローにかけてが、左手をローリングさせるタイミングであり、早くから掌側に折ってしまうと、肩・胸・腰の動きが不自然となり、スイングにならない虞があります。

したがって、左手が手の甲側に折れないように固定する練習器具などで、左手を固定し続ける練習は、あまり効果を期待できないようです(私は、かつて人に勧められ、やっていました。)。

6回目のレッスンは、テークバックで沈み、ダウンスイングで起き上がる、肩から肩のスイング!!

6回目のレッスン(5月6日)では、肩から肩のスイングの見直しでした。ポイントは、①アドレス、②テークバックからトップにかけて、③トップの位置、④ダウンスイングからインパクトにかけて、⑤フィニッシュの位置の5つでした。

①アドレス

ハンドファーストを強く意識するあまり、グリップエンドが身体より左を向くように構えてしまっていました。

これは、ごく短いアプローチで低い軌道なのにスピンが効くボールを打ちたいときの構え方とのことです。

クラブが鋭角に入る構え方なので、アプローチでも、柔らかいボールを打ちたいときは、やめた方がよいとのことでした。

それ以外の通常のショットでは、ハンドファーストを意識するにしても、グリップエンドの向く方向が身体の範囲内に収まるように構えるよう指導されました。

②テークバックからトップにかけて

身体が、どうしても伸び上がってしまうので、膝を使って沈み込む動作を入れるように言われました。

③トップの位置

グリップエンドがボールのある方向を指すところで止めるように言われました。

長年染みついた癖なのか、何度やっても、それ以上、深いトップになってしまいます。

そこで、上記の位置で一旦止めてから、ダウンスイングに入るようにも言われました。

④ダウンスイングからインパクトにかけて

右肩や右膝が前に出がちで、アウトイン軌道になりやすい傾向を指摘されました。

と同時に、クラブを自分の身体の左下方向に早く持っていこうとする癖も指摘されました。

矯正方法として、身体の左上に向かってクラブを振る方がよいとのことでした。

そのために、上体を早く起こし始め、目標方向に正対することを勧められました。

⑤フィニッシュの位置

上体が完全に目標方向に正対し、両肘が伸びて、かつ、クラブが垂直に立つ(グリップエンドが下向き)ポーズをとるように言われました。

①~⑤を意識しながら、肩からのスイングでボールを打った際の動画です。大島ゴルフセンター2階打席でのショットです。

5回目のレッスンは、右肘を伸ばす切り返し&と左手を支点とするクラブ回転!!

5回目のレッスン(3月18日)では、➊切り返しで右肘を思い切り伸ばすべきことと➋スイング中、左手のグリップを中心にクラブを(右利きのゴルファーが自分から見て)時計回りに回転させるべきことを教わりました。

➊右肘を伸ばす切り返し

私の場合、ボールを打ちに行こうとして、切り返しで、右肘が縮んで胴体の付く癖があるとのことでした。

右肘が縮むと、手元が高くなり、そのままでは、ボールにクラブヘッドが届きません。

そこで、右肩を前に出してみたり、頭を下げてみるなどの余分な動きを加えてボールにクラブヘッドを当てることになり、鋭角で、アウトサイドインの軌道になりやすくなるとのことでした。

スイング軌道をインサイドアウト気味にするためには、右肘を、逆に伸ばし、クラブヘッドが身体の(できるだけ)遠くを通るようにすべきとのことでした。

これによって、インパクトで手元が低くなり(胴体から遠くなり)、肩や頭で合わせに行かなくてもよくなり、スイングの再現性が高まるとのことでもありました。

やってみると、それまでに染みついた癖が邪魔するので、そう簡単ではなかったですが、当たると、これまでにないようないい音がして、ボールが勢いよく上がっていく感じがしました。

➋左手を支点としたクラブの回転(時計回り)

スイング中、左手を支点にして、クラブを(右うちの私が自分から見て)右回りに回し続けるイメージを持つべきことも教わりました。

これが左回しのイメージだと、クラブを上からボールに向かって叩きつける感じになり、アウトサイドインの軌道にもなりやすいそうです。

右回しにすることで、クラブが右下から遅れて出てくる感じになり、飛行機が着陸するときのように、緩やかな角度で、インサイドアウト気味の軌道になりやすくなるとのことでした。

このクラブの右回しは、正に新井淳さんの二重振り子打法で言うところの「投げ縄状態」にとても良く似ており、すんなり受け入れることができました。

そのせいか、ラウルコーチには、素振りはとてもいいと言われました。

ただし、ボールがあると、切り返しで、右肩・右肘がピクッと動くことが撮影された動画で示されました。

素振りは上手く改善できているので、素振りをたくさんしてから、ボールを打つようにして、新しいスイングの感覚を浸透させていこうと思った次第です。

この記事を書いた人

seiji

Seiji

経済学部で学んだ知識を使って会計関係の仕事に従事。仕事の関係で始めたゴルフに15年間取り組むも、思うように上達せず。50歳の誕生日を機に、好きなゴルフを中心にした人生を再構築することを決意し、妻の彩子と二人で生活の見直しを図る。会計の仕事を徐々に減らしつつ、投資家ゴルファーへの転身を目指して、日々奮闘中。ゴルフの目標は、3年以内にシングルプレイヤーとなること。現在のベストスコアは、86。