以前に テレビで、千葉県銚子市の銚子電鉄と同社の存亡の危機を救った「ぬれ煎餅」の話を見ました。
先日、親戚の葬儀のために銚子市を訪問した際に、「ぬれ煎餅」を買ってきて食べてみました。
「奇跡のぬれ煎餅」
平成18年に、人口減少に伴う利用者数の大幅減少に加え、前社長の1億円の横領の発覚という銚子電鉄廃線の危機が同社を襲いました。
全長僅か6.4キロメートルという私鉄に、国土交通省から老朽化した線路や踏切の改善命令が下され、車両点検費用も合わせると1,000万円が必要でした。
しかし、銚子電鉄は月間の運賃収入が900万円という赤字会社で、従業員の給料さえ遅配している状況でした。
前社長の横領事件の影響で、銀行融資も得られず、同社の銀行残高は200万円で、万事休すという事態に陥りました。
完全に資金ショート寸前、銚子電鉄の危機的状況を回避させてくれたのが、同社のホームページへの書き込みでした。
「ぬれ煎餅を買ってください。電車修理代を稼がなくてはならないんです。」
この書き込みを読んだ人の多くが銚子電鉄のピンチを知り、人々はSNSを通じて状況を多くの人に拡散しました。
それにより、10日間で10,000人を超える人が共感し、ぬれ煎餅は爆発的な売上を記録しました。
さらに、人々はぬれ煎餅の注文とともに銚子電鉄に対して、心温まるメッセージを寄せました。
銚子電鉄は、このぬれ煎餅の売上がなければ廃線に至っただろうと、社長が回顧しています。
そして、多くの人々から寄せられた温かい想いに応えるべく、今も電車を走らせようと銚子電鉄は頑張っています。
「諦めない気持ち」や「困った時は素直に助けを求める」など、銚子電鉄が現代社会を生きる私たちに見せてくれる姿勢は大切だと思います。
そして、そんな銚子電鉄からの「ヘルプ」の声を聞いて、それを応援したたくさんの人々との繋がりも素晴らしいことです。
(このストーリーは、ぬれ煎餅の中に同封されていた「奇跡のぬれ煎餅」という文書から一部引用しています。)
銚子駅の様子
先日、私が銚子駅を訪れた際は、あいにくの雨でした。
でも、駅のホームには、地元の名産の大きな醤油の樽がでーんと訪問者を迎えてくれていました。
また、改札横では、大きなイルカの泳ぐ姿が迎えてくれました。
今回、観光はできませんでしたが、今度は夏に来て、イルカの姿を見てみたいと思いました。
また、帰りに食べたお寿司はネタがとても新鮮で、海が近いことをことを再確認しました。
今度は、夏に調子を訪れて、海の幸をたっぷり堪能したいものです。
ぬれ煎餅の美味しい食べ方
駅を出るとすぐにぬれ煎餅のお店があります。
以前にカンブリア宮殿で見た銚子電鉄とぬれ煎餅の話を思い出し、ワクワクしながら買い物をしました。
そのまま食べる
ぬれ煎餅は、普通のお煎餅とは異なるソフトな食感が味わえます。
堅い感じはなくて、どちらかというとしっとりサブレのような食感です。
それが、お醤油味とよくマッチして、お煎餅とはまた別なスナックのような味わいが楽しめます。
温めてから食べる
オーブントースターや電子レンジで1分ほど温めると、少し普通のお煎餅のような食感になります。
外はパリッと中はしっとりという感じが、楽しめます。
また、焦げたお醤油の風味もとても良い味わいになります
温め&アレンジ
マヨネーズと七味唐辛子で
オーブンで焼いたぬれ煎餅にマヨネーズと七味唐辛子を載せると、お酒のおつまみにも合いそうです。
チーズを乗せて
ぬれ煎餅にスライスチーズを乗せて、オーブンで1分間焼きました。
それから、粉チーズをかけて食べると、ミニピザのようでワインとかにも合いそうです。
他にも、そのままお茶漬けに入れるのも良いようです。
銚子電鉄の現在
銚子電鉄は、コロナ禍でさらに危機的状況が続いているようですが、ぬれ煎餅の副業が経営を助けているようです。
人々から受けた恩を電車を走らせることで返したいと、銚子電鉄は売れるものはなんでも売って、電車を走らせようと頑張っているそうです。
今度調子に行く機会ができたら、私、彩子も銚子電鉄に乗ってみたいと思っています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!