目標に向けて行動するとき、完成図(目標達成)から引き算してはいけない!と思います。

目標に向けて日々小さな行動を重ねること、継続が目標達成の基礎であることは自分でもよく分かっているものの、目標達成時の自分(想像上の産物)と現状を比較するとなんとなく苦しくなる。そんな時にどう気持ちを切り替えて、前進を続けるか、自分のために考察してみました。

完成形(目標達成時の想像上の自分)は実線ではない、破線である!

一昨日のゴルフの疲れが日を追うごとに感じられるようになり、ここ2日間は関節エクササイズやテクニカルトレーニングもさぼってしまいました。YouTubeで綺麗なスイングをしている人の姿を見て、羨ましい!と思いながらも、練習場にも行けていません(´;ω;`)

ここから肉体改造して、体力をつけて、ゴルフで100切りなんて、ここまで文系一筋で運動には縁のなかった私、彩子には無理かしらなんて考えが頭をもたげて来ています。(;´д`)トホホ。

そんな時に、ふと目に付いたのが以前に参考図書として紹介されていたので購入したものの、余りにも古い本だったので放置していたプロゴルファー藤田智美さんの「チャーミングゴルフ」という書籍でした。この本は、1980年代初頭に書かれたゴルフの初心者向けの本で、『女性はフェアウエーの花』という言葉が冒頭に出てきて、世代的には理解できるものの、現代では問題の多い発言になりそうな雰囲気を醸し出しています。ゴルフのクラブにも固有の名前があるとか、かつて、ゴルフ検定を受けた星二は試験勉強のために覚えたそうですが( ´艸`)、今ではおそらく古典的ともいえる当時のゴルファーの常識が紹介されている本です。

藤田智美さんが現在どうしておられるのか気になり、グーグル検索してみたら、同じくプロゴルファーのご主人とともに現在もシニアのトーナメントに出場されていて、ゴルフを続けていらっしゃるということでした。現在の写真も掲載されており、今も当時の面影を残した、笑顔の素敵な女性でした。

また、その検索をした際に、この書籍のことが書かれたブログもヒットしたのでチラッと覗いてみました。

そうしたら、その方はお父さんの本棚にこの本を見つけて手に取ったそうですが、最初の感想は私と全く同じで、一昔前のゴルフする女性像が描かれていて思わず笑ったそうです。しかし、ゴルフに関する技術に関する部分は現在でも十分に通用するものがあると締めくくられていました。

そのブログを読んで、身体の疲れの癒えない私はゴルフに関する本を読むことで練習していない罪悪感を埋めるかのように、始めて本格的にこの本を手に取りました。

読んでいくうちに、初心者は毎日クラブを手にすること、ゴルフ上達のために自宅でもできる運動がたくさんあること、どのクラブから練習するのが良いかなどなど、ゴルフ初心者のためのノウハウがたくさん詰まっていることを発見!

この本を読み進めていくうちに、自分の中の身体の疲れも吹っ飛んで、やはり自分はゴルフをうまくなりたいのだという気持ちが湧いてきました。

そして、長い前置きになりましたが、目標に向けて努力する日々の中で、自分が自分の目標としている形を完成した実線で描いて、そこから引き算をして現在の自分の姿を見ていることに気が付きました!

これでは、「足りない」、「無理だ」、「どうすればここから正当に逃げられるの?」という否定的な気持ちがどんどん大きくなってしまい、やる気も失せてしまいます。当たり前のことですが、自分で自分をいじめていては、自分をその気にさせることなんてできません。

目標を達成した完成形の自分は、未来の設計図にすぎません。

自分はその内側にいる小さな粘土細工のような存在です。実線で囲まれ、その中に実体がある存在です。そこから始めて、少しずつ外側に自分の存在範囲を拡げて行くことで最終的に設計図に近い形の自分になるのです。そして、それを可能にするのは日々の小さな行動です。

このことを思い出しました。ですから、現在の自分はそれでいいのです。今がどうであれ、関係ないのです。大切なのは、変化すること、変化は可能なのだと信じ込むことです。

現実を直視しつつ、自分を諦めない!自分の姿を認めよう!

そうすると、大切なのは現在の自分の姿、環境を含めた自分の置かれた状況を冷静に見つめて、そんな自分を諦めないこと、ここから始めるのだと決めること。自分と自分を支えている運命を徹底的に信じることです。運命の定義はさまざまですが、ここでは運命を自分の潜在意識と言い換えることもできると思います。

必要なことは、自分の現在の姿を見つめて、それをまず自分が認めてあげることです。辛くても、おかしくても、滑稽でもなんでも、自分という存在をまず支持しましょう!

そして、目標を再度明確にして、なりたい姿をしっかりと心に描いて、そちらに向けて変化していく自分もまた心に描いて、直接そこに繋がるとは思えないような日々の小さなことを丁寧に精いっぱいやりましょう!

航海を続けよう!

自分の人生の船長は自分です!

目標に向かう旅は、船の航海のようなものです。寄港地もあれば、航路変更もあるかもしれません。晴天ばかりは続かないでしょうし、時に嵐に遭遇するときもあるかもしれません。それでも、ひとつひとつを経験して、目的地に向かって航海していくのです。

そう自分に言い聞かせて、身の回りを整理したり、体調を整えて、航海を続けます。

ゴルフも楽しみながら、目標に向かって少しずつでも進歩していけるようにまたやってみようという気になりました!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

この記事を書いた人

saiko

Saiko

アメリカ留学を経て、予備校や学習塾での英語教育に携わること約10年。在職中に英検1級を取得。TOIEC985点。法律関係に転職し、夫婦で同業、共働きしながら現在に至る。留学や受験時代の体験から人の潜在意識や潜在能力に関心を抱く。夫の星二の50歳の誕生日を機に、星二の夢である「ゴルフでシングルに」に一緒にチャレンジするべくゴルフを習い始める。3年で100切りを目指して、趣味の英語と旅行も織り交ぜながら、星二と一緒にゴルフの上達を目指す。楽しく上達がモットー。現在のベストスコアは、117。