苦味の強いコーヒー豆を買ってしまったときに、ふと料理用に買っておいた棒寒天を見つけ、コーヒー寒天を作ってみました。水切りヨーグルトにバニラアイス、ホイップクリームを添えて簡単で美味しいデザートができました。
簡単に作れるコーヒー寒天のデザート
寒天は、100g当たり81.0gという量の食物繊維を含むヘルシーな食材です。その量はわかめ(32.7g)、ひじき(51.8g)と比べても圧倒的に多いことから便秘がちの人にお勧めとされるのも頷けます。
寒天は、それ自体には味も色もなく、食感も特にありませんが、だからこそ寒天に溶かす食材の味や風味をそのまま固めて味わうことのできる不思議な触媒的な食材でもあります。
コーヒーゼリーというのは喫茶店やレストランでもよく見かけますが、コーヒー寒天というのはあまりあまりみかけたことが無く、ゼリーに比べると歯応えが弱いかとも思いましたが、和風の感じがしてそれはそれで美味しいのではないかと思い、コーヒーゼリー好きの星二を驚かせようと思い、コーヒー寒天を作ってみることにしました。
私の使用した寒天は棒状のもので、一本あたりの重さは7.5gでした。
寒天1本に対して、600mlの果汁やコーヒーなどが基準の使用料となります。
まず、寒天を軽く水洗いし、たっぷりの水に浸してしばらくおきます。
寒天が柔らかくなったら固く絞り、鍋に小さくなった寒天と600ml程度の果汁またはコーヒーなどお好みのものを入れて、ゆっくりと弱火にかけます。沸騰したら10分ほど火にかけ、寒天を煮溶かします。
寒天が分からなくなるまで溶けたら、容器に流し入れて固めます。あら熱が取れたら、冷蔵庫に入れて冷やしますと早く固まります。
2〜3時間後には冷えて固まった寒天が出来上がっています。
私は600mlのやや苦めのコーヒーを使いました。甘味はアイスクリームとホイップクリーム、そして黒ゴマきな粉で出すつもりでしたので、寒天にお砂糖は加えませんでした。こうすると、コーヒー寒天はほろ苦く、アイスクリームなどの甘さと上手くマッチして、良いハーモニーが出来上がります。
出来上がりの量は、コーヒ−600mlと寒天が合わさって、1200mlくらいになっていました。ホールケーキようの器いっぱいにコーヒー寒天ができました。
出来上がったコーヒー寒天は、お好みや人数によって、小さくサイコロ状に切っても良いでしょうし、今回の私のようにショートケーキのような形に全体を8等分にしてカットしても良いと思います。
簡単で美味しい、お勧めのデザートです。コーヒーゼリーほどの歯応えはありませんが、素朴な味わいに懐かしさが感じられて、我が家ではリピート決定となりました。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!