日経225のその後

昨年末に一旦停止した日経225の買いループ(B300)を大発会の日(1月4日)に再開した旨、投稿しましたが、そこから同日を含めた4営業日の経過を述べます。

結論から言いますと、期待した方向とは逆行(下落)してしまい、新規ポジション追加が3回で合計4ポジションが含み損を抱えた状態で残っています。

このまま下がっていき、合計9ポジションに達すると(2万6700円付近)、損切りとなってしまいますが、7日(金)に2万8250円付近で斜めの支持線に当たってから多少持ち直し、2万8440円で先週の取引(ナイトセッションも含む。)を終わっています。

日足のチャートで状況を説明する以下のようになります。

❶➌の延長線である斜めの抵抗線上に⑦があります。⑦は一目均衡表の雲を価格が突破したところであり、斜めの抵抗線を突破できれば、Ⓐの水準を目指せるのではないかと思いました。

仮に突破できない場合も、➍❻の延長線である斜めの支持線、❷❹の延長線である斜めの支持線があり、そこで反転することが期待できるので、❼の少し下から買いループ(B300)を再開しました。

❼の突破はできずに反落したので、❼の突破を確認するか、大発会の2日後に配信予定だった『ラリー・ウィリアムズの2022年のフォーキャスト』を読んでから、入ればよかったということになりますが、大発会の日の朝の上昇の勢いを見る限り、待つことはできませんでした。

5日に反落してから、3日連続の陰線となりましたが、下落3日目に❹❻の延長線である支持線にタッチすると、200円以上、値を戻して引けました。❹❻の延長線が支持線となるという読みは当たったことになります。

しかし、問題はこれからです。土日は休場していた市場が明日(月曜日)朝には再開されますが、薄くなっている「雲」の下に来た価格が❹❻の支持線の上で持ち堪えられるのか、そこを割って、次の❷❹の支持線を試す展開になるかどうかです。

私としては、大枠である水平の抵抗線(Ⓐ)と水平の支持線(Ⓑ)の中で、価格が上下に行ったり来たりしてくれている限り、300円動くごとに複数のポジションのうち1つが利確されていくので、このまま買いループを維持しようと考えています。

上記の下落は、日本の大発会後に米国で発表された12月分のFOMCの議事録で、利上げの前倒しだけでなく、バランスシートの縮小(金融引き締め)の可能性への言及があったことが大きいと思います。さらに、日本時間の7日の夜発表された米国の雇用統計で、失業率が11月の4.2%から12月は3.9%に改善したことが分かり、パンデミック前の水準(3.5%)にかなり近づきました。それによって、FRBが躊躇なく利上げに踏み切る条件が整ったとの観測を強め、米国債の金利がさらに上昇し、現在流通している(低金利の)米国債と共に株も売られる展開が広がったようです。

これを受けて、明日からの日経225の価格がどうなるか、米国の金融政策の大転換に加え、カザフスタンの動乱や国内のコロナの感染者増加のニュースもあり、年明け早々、試練の時を迎えています。

Ⓑの水平ラインより上で何とか持ち堪えている間に、株価指数を諦めざるを得ない事態に備え、急ぎ、入手した『ラリー・ウィリアムズの2022年のフォーキャスト』(特に気になるのは今年のインフレや金利の動向の予測)や『投資アノマリーカレンダー2022』を参考にして、コモディティ価格との相関性の高い市況株や、原油ETFなどコモディティのトレードも検討しておこうと思います。

この記事を書いた人

seiji

Seiji

経済学部で学んだ知識を使って会計関係の仕事に従事。仕事の関係で始めたゴルフに15年間取り組むも、思うように上達せず。50歳の誕生日を機に、好きなゴルフを中心にした人生を再構築することを決意し、妻の彩子と二人で生活の見直しを図る。会計の仕事を徐々に減らしつつ、投資家ゴルファーへの転身を目指して、日々奮闘中。ゴルフの目標は、3年以内にシングルプレイヤーとなること。現在のベストスコアは、86。